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2011年9月5日月曜日

ARABAKI ROCK FEST.11 ~その4~

いったい、いつまで引き摺ってんだよ、コノヤロー。
と、すっかり呆れられてることでしょうが、
いよいよ、ラストです。(たぶん)



怒髪天をしっかりとアンコールまで見届けた後、
かなり暗くなった会場内を、津軽までダッシュで駆けた。
想像したとおり、
小じんまりとした津軽のステージ前に人が溢れていた。



MANNISH BOYS

シートを撤収してきたので、かなりの大荷物を抱えながらも、
人の隙間をすり抜け、できるだけ前へ。
なんとか、二人の姿がチラ見えするくらいのポジションを確保。
なんといっても二人とも座ってるし、
津軽のステージはちょっと低めだったので、厳しかったわ~。

せっちゃんと達也さん。
二人だけのステージ。
すっごく楽しみにしてたのだ。
この前のUstreamでの二人のセッションを見逃してしまったのが
悔しくってね~。

1曲目、知らない曲だったけど、
歌詞の内容を聴いてみると痛烈な社会批判で
サビが「ウッキキッキー!」って。
ああ、これが噂の『猿の惑星』か。
すごくカッコいい曲だったなぁ。

この後『僕の踵~』『バカにすんなよ』と、
お馴染みのせっちゃんの曲が続くのだが、
この選曲、私にはツボ。
せっちゃんのロックでハードな部分を前面に出した曲だからね。
このアコースティックセットで、
敢えてこれを演るというのがたまらん。

期待していたけれど、その私の期待をはるかに超えて、
達也さんのドラムが素晴らしかった。
よく知ってるせっちゃんの曲がとても新鮮に聴こえたもの。
上手くいえないけど、出来上がったものを一度解体して、
もう一度組み上げたような、そんな印象。
確かに同じ曲なんだけど、別のものみたいに聴こえたりする。
せっちゃんの歌やギターより前に出てくるわけじゃないんだけど、
すっごい存在感のあるグルーヴ。
創造するドラマーなんだよね、達也さん。
観ていて、何度も、うわぁー、と呻いてしまったよ。

それにしても、
MCの脱力感にはまいった。
せっちゃんはいつもどおり、下ネタ全開でふにゃーっとしてるし、
達也さんは、あんな神懸かったドラム叩いた人とは思えないほど、
脳天気なトーンで「危険人物だー!」とか
「俺も、そのペイチャンネル(もちろんAV!)見たーい!」とか
「NUKEって、どういう意味ー?」とか
強面で体中にタトゥーを纏ってるくせに、軽すぎだろー!

『ずっとウソだった』は、みんな歌ってたね。
どんな大ヒット曲なんだーってくらいに。
もちろん私も歌えるよ。
YouTubeってすごいな、と思った。

全編とおして観て、
せっちゃんの内なる怒りのようなものが表れたステージだった
・・・ような気がする。
斉藤和義のソロ名義のアクトとは、
はっきりと色分けができてるんじゃないかな。
メインの方のステージ観てないから断言はできないけど、
この小さいステージで達也さんと二人だけで奏でる
せっちゃんの音楽は、すごく自由で伸びやかに聴こえたなぁ。
ストレートに自分の思いを乗せた音を鳴らしていたもんなぁ。

最後の『Summer Days』のメロディーが
夏の終わりを告げているようで、少しせつなくなった。
今日のこのお祭りも、もうすぐ終わってしまうんだなぁ。


 猿の惑星
 僕の踵はなかなか減らない
 バカにすんなよ!
 オオカミ中年
 ずっとウソだった
 Summer Days





GTGGTR祭

いよいよメインの陸奥ステージで、大トリの大ギターセッション祭。
メインのバンドはGRAPEVINE+THEATRE BROOK+α
というわけで、個人的には、
イマイチ燃えない(萌えない?)感じなのだが、
いろんなゲストが出てきて、見所は多そうだ。

最初にスタッフさんからの挨拶&説明があり、
ダメ元でオファーした世界的大物アーティストの
映像からスタート。
・・・なんと、U2だった。
うひょーっ、そりゃ思い切ったわねぇ。

その間にステージ上にメンバーが登場。
ズラーっと並んだギターアンプが壮観。
このセッションのホスト役であるこのバンドだけで、
すでにギター4人も居るからね~。

後ろにいるコーラス隊の中にようこさんを発見。
遠目に見ても、すぐにわかる。
ようこさん、なにげに存在感大きくて、目立つ。
その両隣は真城さんとレヨナちゃん。
このコーラス隊だけでも、めっちゃ豪華なんですけど。

このバンドで3曲くらい演ったかな。
『レイラ』とか『ホテル・カリフォルニア』とか。

最初のゲストは髭の須藤さん。
私はよく知らなかったのだが、茶目っ気たっぷりの
可愛らしい人だった。
曲は、ジミヘンの『Purple Haze』と思わせといて、
『さよなら人類』を歌って帰っていった。

そしてデリコのお二人。
デリコの音楽にはあんまり興味はないのだが、
ちょっとナオキくんのことは好きだったりする。
ギター少年がそのまんま大きくなったような雰囲気で、
すっごい楽しそーにギターを弾くところがね、ステキなのですよ。

タイジもバイン田中くんも、「緊張するわー」という
山本恭司さん登場。
そういえば、怒髪天の裏でBOWWOW演ってたんだよね。
BOWWOW見られなかったけど、ここで恭司さんが見られて良かった。
それにしても、ルックス変わらないよな~。
曲は『20th Century Boy』
グラムロックが似合いますなぁ。

次、せっちゃんと吉井さんが二人一緒に登場。
この二人のシルエットは、遠目に見ても絵になるな。
なのに、喋ると脱力系なのがたまりませんわ。
ステージ上で「これ、Amだっけ?」と、コードの確認したり、
ぜんぜん気合いの入ってないゆるーい感じなのに、
ギターを鳴らすと、キレキレだもんね。

そして、JICKと民生、こちらも二人一緒。
JICKはいきなりテンション高く、アンプの上に上ったりしてると、
その後からのそのそと、民生が覇気なく歩いて出てきた。
民生、どんだけ子供ばんど好きなのー?
確か、今年のアラバキはこのセッションだけの出演だよね?
子供ばんどのライブは絶対見逃さない、という
強い執念を感じるよ。

曲は『ジャンピング・ジャック・フラッシュ』『サティスファクション』
もちろん、子供ばんどヴァージョンですよ!
ははは、この訳詩のアングラ感(!?)がたまらんなぁ。
JICKは、あいかわらず、ステージ中を動きまわって、
サービス精神旺盛なこと。
観客だけじゃなく、ステージにいる方々も喜んでたように見えたよ。

民生もタイジも、これを聴いてた当時は
「子供ばんどの曲だと思ってた」のだとか。
あー、わかるわかる。
私も『サマータイム・ブルース』は、完璧にそう思い込んでたもん。
詞の乗せ方とか絶妙だしね~。

で、ギタリストを目指すなら絶対に弾けなきゃいけない曲
『ジョニー・B・グッド』
あまりのギターの多さに、
途中からJICKはほとんど弾いてなかったんじゃない?
はしゃいだように動き回ってはいたけれど。



・・・と、ここまで見たところで、私のARABAKIは終了。

バスでどれくらい待たされるかわからないし、
さっきから、水が切れてしまって、そろそろ危険な状態だったので、
JICKの退場と共に陸奥を後にした。

一彦さんのツイートで、最後に出ることは知ってたんだけど、
それまで待てなかったわ。

そしたら、この後、チャボが出たんだとか。
あー、見られなくて残念。

それでも、充分に楽しめたからいっかー。

なんだか締まらん終わり方だけど、ま、いっかー。

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