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2014年2月24日月曜日

SASAKLA/藤井一彦/湯川トーベン@SO-SO

SOSO 7th Anniversary「MUSIC FROM SOSO 2014」VOL.1
2月23日(日)入間 SO-SO
出演:SASAKLA / 藤井一彦 / 湯川トーベン
16:00開場 / 17:00開演
前売 3,400円(2オーダー別)



入間って何処?何県?・・・ああ、埼玉県ね。
と、まったく縁のない土地へわざわざやって来たのは、
トーベンさんと一彦さんが共演するという
まるで、私の為に企画されたようなライブだからなのですわ。
少々遠くても行くしかないよねぇ。

入間駅からお店までは、けっこう歩く。ひたすら歩く。
まだまだ雪が、たくさん残っていた。


とりあえず、思い出せるかぎりを殴り書きで。


一番手、SASAKLAさん。
一昨年(?)のとーべん祭り以来、拝聴するのは2度目。

「最初にやった曲が一番盛り上がる曲でした」という、
斬新なライブ構成は、他の出演者にも衝撃を与えていた模様。
一彦さんも「新しいよね」とおっしゃってましたよ。

歌とトーク共に、力みのない澄んだトーンが魅力。
彼の歌う姿を眺めていると、なぜか16mm映画のフィルムの質感を
思い浮かべてしまう。
光がやわらかく差し込むような・・・。

オリジナルの曲の中で、トーベンさんの『坂道』が
部分的に引用されていたりして、さりげなく楽しい演出もあった。

最後に一彦さんと二人で、ニール・ヤングの『Helpless』を。
二人の佇まいや、ハコの造りなんかが、曲と合っていて
いい雰囲気だった。


一彦さんのソロパートは
「こんばんは。浅田真央です!」という、
ベタベタなジャブで始まり、『今を行け』でスタート。

SASAKLAさんとはうって変わって、ゴリゴリ、グイグイと
圧を感じるような、たたみかけ方で迫ってくる。
ロックですわ~。
なんていうか、ギタリストとしての華があるんだよねぇ。
その窮めつけが、あの16のカッティングですわ。
目の前で見てると、キューンとなっちゃうのよねぇ。

『確信犯的ストレイシープ』では、狭いスペースにも関わらず、
華麗なハイキックも決めてくれた。
ひゅーひゅー。

知らない新曲、いっぱい聴いた。
早くアルバムを出したい、と言っていたけど、
ソロのことなのかなぁ?
もちろん、ソロもいいんだけど、買うけど、
是非ともバンドの新譜の方も、よろしくお願い致します。


そして、トーベンさん。
今日の出順は年功序列ということですね。
でもって、トーベンさんだけシッティングでしたわ。
私の独断と偏見で言わせてもらうと、
アコースティックはシッティングスタイルの方が、色っぽくて好き。
アコギにストラップというのが、なんだか無粋に見えてしまうのよ。

『ドライヴ』のイントロで、
SASAKLAさんの指弾き(スリーフィンガー)を真似てみるも、
歌い出してすぐに「やっぱりダメだ!」とストロークに切り替えてた。

SASAKLAさんは以前(会社員時代?)“まちかどろまん”
或いは“まちかど遊園”という名前で活動していたということから
この日は“慎介ろまん”と呼ばれてことになった。

その“慎介ろまん”と二人で、はっぴいえんどのカヴァーで
『12月の雨の日』
これ、前回のとーべん祭りでも聴いたなぁ。
初めて出会ったときに、セッションした思い出の曲らしい。

SASAKLAさんと入れ替わりで一彦さんが出てくる。
トーベンさんは、一彦さんのあの16カッティングを
「敷地くん奏法」と名付けて真似してた。
(シキチクーンという擬音→「敷地くん」と、ゆるキャラ風に)
「あんまりやり過ぎると、いやらしいよな」って。

お腹が捩れそうなほど、二人のギター掻き鳴らし合戦になった
『珈琲』の後は、もちろんアレ!
『バンドマン・ブルース』ですわ。

オリジナルの音源で、弾いてるわけですから。当然。
まぁ、音源の方はグレッチでガツーンと鳴らしてるのが、
今日はアコギなので、再現というわけにもいかないのだけれど、
それにしても、本物、本物!
一彦さんは、アコギといっても、いろいろエフェクト通してて、
かなりロックな音を出してるからね。
バンドっぽいですわ。
すっごく貴重な現場に立ち会えた気がして、感動一入。

じゃ、最後の曲です「ヘーイ!・・・」と歌い出した
『天国行きのバス』の歌詞が出てこず、あれれれ?
誰に訊くともなく「最初の歌詞なんだったっけ?」と
苦笑いしておられたので、「くりかえす日々~」ですよ、と
教えてさし上げました。
・・・良かった、知ってて。


フォークロック
太陽の光
ドライヴ
坂道
12月の雨の日(w/SASAKLA)
珈琲(w/藤井一彦)
バンドマン・ブルース(w/藤井一彦)
天国行きのバス


便宜上、本編終了したものの、トーベンさんは捌けることなく、
そのまま、お二人を呼び込んで、アンコールへ突入。

ザ・バンドの『The Weight』
日本語訳バージョンで。
これは、きっと一彦さんの選曲だな~。


こういう、演者が揃って大団円的なアンコールはいいよね。
贅沢な気分になれるもの。

そして、こういう時に発揮される、トーベンさんの懐の深さ、
度量の広さというものに、毎回ときめいてしまうのですわ。
前に出るわけではないのに、その場の空気を支配して、
ステージの上も下もなく、全員を楽しい気分にさせるのですよ。
あぁ、言葉では説明しきれないのが、もどかしい。
こればっかりは、ライブを体験してもらわないことには
理解できないだろうなぁ・・・。


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